先日ピアプロブログにてアナウンスさせて頂きました「初音ミク公式チャンネル」の活動の一環として、YouTubeにおけるKARENT作品の統計データをご紹介させて頂きます。
なお、同様の内容は12月6日に開催された「第1回ニコニコ学会βシンポジウム」にて、弊社代表伊藤のプレゼンテーション内でも一部ご紹介させていただいております。
今回集計の対象となりますのは、マーケティングリサーチにご賛同いただいたKARENTの作家さんの作品およそ3000曲となります。ご協力頂きました皆様誠にありがとうございました。これらの楽曲の原曲またはその一部を使用した動画が、2011年7月~12月の間YouTubeにて視聴された履歴をもとに集計しています。
まずは、動画視聴者の全体の男女比率ですが、男性が過半数以上を占める日本とは対照的に、他国では女性の比率が高い事が見てとれます。特徴的なのは、台湾・香港・タイなどアジア圏では、男女比率には6:4であることに比べ、アメリカや欧米では2:8と、女性の比率が圧倒的に高くなっているところです。
次に、世代別のグラフを見て頂くと、日本以外の国ではさらに顕著に、13歳~17歳の女性の割合が全体の約半数を占めている事がお分かり頂けるかと思います。
日本におきましては、13歳~17歳の女性の割合が20%以上と高くはありつつも、36-44歳・45-54歳の男性の割合が合わせて、約半数を占めており、幅広い年代の皆様にお聞き頂いているようです。
世代別男女比率(全体)
世代別男女比率(日本)
初音ミクの海外展開につきましては、ライブ映像がYouTubeなど動画共有サイト上で話題になったことをきっかけに、各国のメディアにご紹介頂く機会が大変多くなりました。現在Facebookページのファン数は、319,184人(2011年12月27日現在)とファンベースの裾野が広がっていることも、YouTubeの動画再生数に大きく影響しているかと思います。また、2011年7月より、ベータ版として運営しております海外向けのコミュニティサイトmikubookによって、より幅広い作品を海外のファンの皆様にご紹介する取り組みもおこなっております。
今後もクリエイターの皆様やファンの皆様にとって有益となるような統計情報をご紹介できるように考えています。