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chikiの著作権のおはなし 第1回

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皆様、はじめまして!
ピアプロ企画班、知財・規約担当のchikiと申します。

PCLやピアプロリンクなどの規約の策定、および知的財産権に関する調査などをこれまで手がけてきました。
2010年代という新たな10年を迎えるにあたり、弊社が行ってきた権利に関するさまざまな取り組みについて、あらためて皆様にご説明申し上げる時期なのではないかと思い、こうしてエントリを書くことになりました。

自分が手がけた仕事ではありますが、権利に関する弊社の取り組みは、つぎの3つの意味でとてもわかりにくいものになってしまっているとchikiは考え、反省しています。

  1. 1. なにがどうなっているのかわからない。
  2. 2. なぜそれが必要なのかがわからない。
  3. 3. これをすることでどうしたいのかがわからない。

1.については、「入り口」であるはずの「キャラクター利用のガイドライン」にしてからが相当に長く、これに「イラスト」のPCL、「合成音声」のエンドユーザー使用許諾契約書、「同人活動」のピアプロリンク、また「発表と許諾の場」であるピアプロの利用規約に、それらを組み合わせたものへのQ&Aも加えると、その分量は膨大なものになります。

しかし、こういうかたちになったのには、相応の理由がありました。これまでもこのブログでは折りに触れ、それをQ&Aやコメント欄でのお返事というかたちで触れてきました。それを改めてひとつにまとめ、もっとわかりやすくお示ししなければならない。それが、この連載を始めることにした理由のひとつです。

2.については、各所からご意見・ご批判をいただいています。それをまとめるなら、権利者が目立つ真似をすることは、かえってCGM(※)の萎縮につながりかねない、ということになりましょう。そして、そのご意見は多分に当たっているものと思います。それを承知の上でなぜか、といえば、これは3.にもつながることですが、これをしておくことで、CGMの将来に関するひとつの展望が開けると確信しているからです。

このようなことをおはなししようとすると、結局のところ、「では著作権とはなんなのだろう」という、大きなテーマに触れざるを得ません。「著作権のおはなし」という、ちょっと大げさなタイトルをつけたのは、そういうわけによります。
大きなテーマを、できる限りクリエイターの皆様の身近な話題に引きつけて、わたしたちがやってきたこと、これからやろうとしていることをおはなしできたらと思っています。

そうしたことを、会社や組織という立場をちょっと離れて、創作という行為を通して皆様と結びつく一個人の立場として書くことにしました。相当ぶっちゃけた内容も書くつもりでいますし、また皆様から質問や意見なども広くお受けしたいと思っています。

それでは、これからよろしくお願いします!

※CGM:Consumer Generated Media(消費者が生成するメディア)の略語で、従来の情報流通では単に情報を消費するだけの存在として位置づけられてきた消費者が、逆に自ら情報を発信することで成立していくメディアのあり方のことをいいます。弊社は「クリエイターのためのクリエイター」としてCGMの成立・熟成に貢献するべく日々の業務に取り組んでいます。

(知規)