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【初音ミクシンフォニー】サントリーホール公演 ライブレポートを公開!

みなさんこんにちは!

本日は、去る4月27日に好評のうちに終了した「初音ミクシンフォニー2024」 サントリーホール公演のライブレポートをお届けします!

 


初音ミクシンフォニー2024ライブレポート

(報知新聞社 草野直樹)

バーチャル・シンガー楽曲をフルオーケストラで演奏する「初音ミクシンフォニー2024―Luka 15th Anniversary―」東京公演が4月27日、東京・港区のサントリーホールで開かれた。巡音ルカの15周年を祝うコンサートでもあったこのライブの模様をお届けしたい。

サントリーホールでの「初音ミクシンフォニー」は、電子的な楽器をまったく使わず、クラシック音楽のスタイルに忠実に演じられる。今公演で演奏を披露するオーケストラは、「初音ミクシンフォニー」初登場となる新日本フィルハーモニー管弦楽団。小澤征爾、山本直純という、日本を代表するコンダクターの呼びかけで1972年に設立された新日本フィルは楽団員による自主運営のオーケストラで、「常に新しい音楽性を探求する」(新日本フィルホームページより)のがポリシーである。

その新日本フィルの面々を指揮するのは、「初音ミクシンフォニー」、そしてサントリーホールのオーケストラ公演ではおなじみのコンダクターである栗田博文氏。このサントリーホールは1986年10月に開場しているが、そのこけら落としとなるオープニングシリーズで、病気のため来日できなくなったヘルベルト・フォン・カラヤン氏に代わってベルリン・フィルの指揮をしたのが小澤征爾氏だ。その小澤氏が創設者のひとりである新日本フィルとの共演とあって、「初音ミクシンフォニー」では指揮棒をネギに持ち替えるなど、カーテンコールでは時にコミカルな動きで観客をあおる栗田氏も、ふだんの公演に増して、独特のアクションをまじえながら観客の感情の琴線に訴えかける熱のこもった指揮を見せた。

楽団員が自らのこだわりを生かしてプロデュースする独自のプログラム「室内楽シリーズ」や、音楽家・久石譲とタッグを組んで「千と千尋の神隠し」や「ハウルの動く城」などスタジオジブリ発の劇場版アニメで管弦楽を担当するなど、ジャンル、形式を問わない独自性こそが持ち味である新日本フィル。紡ぐ音は華やかで壮大の一言であり、まさに「この日、この場所、この演者」でしか作り出せない、贅沢で極上の音楽だった。「サイハテ」(小林オニキス)で始まったコンサート。「テオ」「アカツキアライヴァル」「恋は戦争」と、「初音ミクシンフォニー」では初演奏となる楽曲が次々と演奏される。この日のセットリストは、新日本フィル、初音ミクの双方に共通する「新しいもの」への探求という、一本通った思想を感じさせた。

ライブ前半最後を彩ったのは、ひとしずく×やま△による物語音楽「Synchronicity」。もちろん、これも初演奏楽曲だ。3つの組曲によって壮大なスケールで展開される「Synchronicity」は、音楽だけでなくイラスト、テキストによる物語小説など、多彩な表現によって作られており、その作品は特設サイトで公開されている。バーチャル・シンガーの型にとらわれない独自性を体現したこの楽曲は、「初音ミクシンフォニー」だからこそ持ち味が生きるものだ。

サントリーホールの特徴として、5898本のパイプを使った世界最大級のパイプオルガンがあるが、このコンサートではおなじみの奏者・石丸由佳さんによるパイプオルガンの調べもコンサート曲の随所にこれまで以上に盛り込まれており、サントリーホールでの「初音ミクシンフォニー」が唯一無二、かつ極上の音楽体験であることを際立たせていた。

20分の休憩を挟んで、コンサートの後半はジミーサムPの巡音ルカ曲「Afterglow」から再開。ここからは15周年を迎えた巡音ルカをフィーチャーしていく。「Just Be Friends」~「ダブルラリアット」~「ワールズエンド・ダンスホール」と続いたメドレーは、アコースティック楽器による演奏ではあるが、ルカならではの魅力である落ち着いたトーンの声による安定感が肌感覚として伝わってきた。

この日も初音ミクのキャラクターボイスを担当する藤田咲が、サントリーホール公演ではすっかりおなじみになった司会役を務めたが、藤田は曲紹介のスピーチとともに「ルカちゃん、15周年おめでとう」と呼びかけ、その口調は巡音ルカへの親しみと愛を感じさせた。

そしてコンサートは佳境へ入り、on the rocks(OSTER project)、ジターバグ(蜂屋ななし(栗山夕璃))、カンタレラ(黒うさP)~サンドリヨン(Dios/シグナルP)のメドレーと、MEIKO、KAITOをたっぷりフィーチャーした曲が並んだ。テーマに関わらず、バランスよく楽曲が配されているのも「初音ミクシンフォニー」の魅力だ。そしてラストは、ナナホシ管弦楽団が手がけた巡音ルカ15周年オリジナル曲「ヴィーナス」。今年のコンサートのメインテーマを改めて印象づけ、本編を締めくくった。アンコールは「ACUTE」(黒うさP)のみ昼夜同じセットリストで、そのほかに昼公演では「抜錨」(ナナホシ管弦楽団)、「ハジメテノオト」(malo)をフィーチャー。夜公演では「それがあなたの幸せとしても」(Heavenz)、「メルト」(supercell)が演奏された。スタンディングオベーションはいつものことではあるのだが、今回はそれに加えて「ブラボー!」の歓声もあがり、大きな盛り上がりのうちにコンサートは幕を閉じた。

(写真:国府田 利光)


 

いかがだったでしょうか?

臨場感たっぷりのレポートで、会場の景色がありありと思い出されますよね...!

 

そして10月・12月には、

初音ミクシンフォニー2024 横浜、神戸公演開催が決定しています!!

 

初音ミクシンフォニー2024 横浜、神戸公演

https://sp.wmg.jp/mikusymphony/

 

チケット先行受付中‼︎
https://w.pia.jp/t/mikusymphony24/

【横浜公演】
2024年10月5日(土)
パシフィコ横浜 国立大ホール
17時開場/18時開演
指揮:栗田博文
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
合唱:NHK東京児童合唱団
司会:初音ミク 他

【神戸公演】
2024年12月29日(日)
神戸国際会館 こくさいホール
17時開場/18時開演
指揮:栗田博文
演奏:関西フィルハーモニー管弦楽団
合唱:大阪すみよし少年少女合唱団
司会:初音ミク 他

■SS席(1階席・特典グッズ付)¥17,000
■S席¥9,900
■A席¥8,800
■U-18席¥3,900
全席指定・税込

※未就学児入場不可
※SS席について:
・特典グッズ&オフィシャルパンフレットは当日窓口にて引換え致します。
・オフィシャルパンフレットは当日物販会場でも販売予定です。
・「チケットぴあ」のみのお取扱いになります。
※U-18席について:
・3階席となります。
・2006年4月2日以降にお生まれの方が対象となります。
・当日窓口にて、学生証・保険証・または年齢のわかる物の提示頂き、座席指定券と引換えをしてご入場頂けます。

 

↑↑チケット情報は上記をチェック!!

ぜひ初音ミクシンフォニーを全身で体感してみてください♪

 

それではまた!