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PCLに関するQ&A

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こんばんは、ピアプロ企画班です。

昨日発表しました「ピアプロ・キャラクター・ライセンス(PCL)」と、大改訂を行った「キャラクター利用のガイドライン」について、さっそく多くのご意見をいただきました。この場を借りて、お礼を申し上げます。

PCLと改正ガイドラインは、ピアプロ開設以来約1年半にわたって、ユーザーの皆様が弊社キャラクターをご利用になった、その様々なかたちを振り返りながら、「もれのないように」との思いで制定に取り組んできました。その結果、内容が旧ガイドラインの簡潔さに比べて長大なものとなり、ご理解の妨げになっている面もございます。

ピアプロ企画班では、これから随時、当ブログで皆様の疑問にお答えいたします。



Q.結局、PCLによって何が変わったの?
A.PCLで認められた二次創作活動は、著作権法上適法になりました。

PCLができたことによって、具体的な二次創作活動そのものに大きな変化は生じません。旧ガイドラインでは「二次創作物(但し立体物、衣装を除く)の制作・頒布に限り一切の制限を設けておりません」となっていたところを、今回の作業では、現在広く一般的に行われている非営利無償の二次創作活動について、実態から判断してOKと思われる利用の多くを改めて許諾いたしました。つまり、PCLと新ガイドラインによって、「新しくなにかができるようになった」、逆に「なにかができなくなった」ということはありません。

それならば、旧ガイドラインのままでよかったのではないでしょうか。弊社がそのように考えなかった理由は、「二次創作活動を適法なものにしたい」ということにあります。

現行の著作権法では、例えば初音ミクの絵を描いて自分のブログで公開する行為も、弊社に無断で初音ミクのグッズを作って営利目的で販売する行為も、同じように違法となってしまいます。ただ、悪質な業者等に対しては司法的な手続きをし、そうでない行為にはそうしないという違いしかありません。

しかし、弊社のキャラクターをご愛顧いただいているクリエイターの純粋な二次創作活動が、法律上は「海賊行為」となってしまうことは、弊社にとっても納得しかねるところです。今回、「ライセンス契約」というかたちでPCLを制定しましたのは、このような状態を解消したいという思いによるものでした。

ユーザーの皆様にとって、ご自身の二次創作活動を「違法だが、今のところ権利者は黙認しているらしい」という状態ではなく、「クリプトンの正規の許諾を受けたことで、適法になった」と安心しておこなっていただけるような、そんな環境を作りたい。PCLはそうした弊社の思いから生まれたものです。


Q.わかりにくいです!
A.まず新しくなった「キャラクター利用のガイドライン」をお読みください。

PCLは、様々な二次創作活動を可能な限り許諾範囲に取り込み、かつ法的に通用する文書として制作したため、ある程度の時間をかけて精読いただく必要がございます。弊社はPCLの条文解説もブログに用意しておりますが、こちらは、条文の制定経緯と法的側面についての記述がメインですので、著作権法との整合等について興味がある方を想定して記述しています。

具体的に「なにができて」、「なにができないのか」については、「キャラクター利用のガイドライン」をお読みください。このガイドラインは、単にPCLを補足説明するためのものではなく、弊社キャラクターの具体的な利用について、弊社がPCLをどう運用するかを示したものでもあります。PCLの最も重要な部分は、すべてこのガイドラインにおさめてありますので、まずこちらをお読みいただければ幸いです。ガイドラインも短いとは言えませんが、関心のある部分から少しずつお読みになってください。


Q.「歌ってみた」動画にもPCLクレジットをつけなければダメですか?
A.弊社キャラクターが使われていない作品には、クレジットは不要です。

弊社VOCALOID製品にわずかでも関連する作品全てにPCLクレジットをつける必要はありません。PCLクレジットの対象となるのは、絵画の著作物である弊社キャラクターの二次創作物、またはそれを含む作品に限られます。


Q.誰かが描いた初音ミク等のイラストを使うことはNGですか?
A.「ピアプロ」投稿作品であればご利用いただけます。

PCLでは、二次創作物の利用は、すべて「自ら作成したもの」に限って許諾されています。自分以外の人が作成した二次創作物の利用については、PCLでは許諾しておらず、原則として別途弊社の許諾を得る必要があります。
この別途の許諾を簡便に行える場として、弊社では「ピアプロ」を用意しています。ピアプロに投稿された二次創作物は、ピアプロ利用規約および各二次創作物に付与されたライセンス条件をお守りいただくことで、ピアプロ会員様に限り、作者以外の方がご利用いただけるようにしています。


Q.では、「ピアプロ」にないミクの3DCGモデルデータを使うことはNGですか?
A.3DCGモデルデータも「ピアプロ」に投稿できるよう準備をいたします。

二次創作物の中には、3DCGのモデルデータのようにピアプロに投稿できないものもあります。そのため弊社では、今後3DCGモデルデータのような二次創作物もピアプロに投稿できるようにすることを考えています。その準備が終わるまでは現状どおりピアプロを通さずお使いください。

(ピ企)